木彫りの木材はどこで買えばいいの?
木彫り初心者の時は、はがきサイズの木の板に彫刻するだけで満足だったのが
だんだん、もっとサイズの大きなものや、立体物の彫刻もやってみたいという気持ちになってくると思います。
そこで疑問に思うのが「どこで彫刻用の木材を買えばいいのか?」という事でしょう。
答えを最初に書きますが、それは
- 銘木屋
- 材木店
- 製材所
です。
「あれ?材木屋は想像できたけど、銘木屋さんと製材所は知らなかった。」と思われたかもしれません。
それもそのはず、この三つはどちらかと言えば大工さんなどの職人を相手に商売されているので、一般の方にはなじみがないのです。
度胸のある方はお近くの銘木店や製材所、材木店を訪ねて見てもいいかもしれません。
でもやっぱり一般の人にはちょっと敷居が高いですよね?
もし、あなたが木彫教室などに通われているのであれば、そのお教室の先生に相談してみるのが良いと思いますが
相談できる相手がいない方もいることでしょう。
安心してください、大丈夫ですよ。
実は、ネット通販で気軽に木彫り用の木材を買うことが出来るんです。
アマゾンや楽天でも彫刻用の木材は販売されていますのでご自分で探してみてください。
また、銘木屋さんや材木店さんのホームページでもアマゾンや楽天では買えない木材を買うことが出来るみたいです。
下にリンクを張っておきますので興味がある人は見てみてください。
木彫り用の木材がネットで手に入るなんて便利な世の中だよね。
でも、近所に製材所なんかがあるんなら、断られるの覚悟で勇気出して訪ねてみるのもありだよ。
特に大きなものは製材所しか置いてないからね。
ただ、どんな種類の木で、どれくらいの大きさの木材が欲しいのか事前にしっかりと決めておくこと。
ウインドショッピングみたいにあれこれ悩んで相手の時間を奪うのは迷惑なので
木彫り用の木材が買えるお店
※以下のお店に関して私は一切責任を持ちません、どのお店で何を購入されるかはご自身の判断と自己責任でお願いします。
木彫り初心者のための下絵集&彫刻動画
木彫りはやりたいけど、自分で下絵をかくのは苦手、自分で下絵を描いてみたけど上手くいかなかったという方はいるのではないでしょうか?
そうなんです、意外と下絵を描くことって難しいんですよね。
絵を描くことも一つの技術ですから、普段絵を描かない人がいきなり書いて上手くいくわけがありません。
そこで木彫り初心者のためにはがきサイズの板に彫るための下絵を用意させてもらいました。
また木彫り初心者のための書籍には、彫り方の解説のほかに下絵集が付いてあるものもありますので、そちらを参考にされても良いと思います。
下絵集はこのページの下の方にあるから、文章読みたくない人は読みとばして移動してください。
木彫り初心者は人の書いた絵で彫ろう!
木彫り初心者のための4つのステップでも言いましたが、下絵を描くことが難しいならまずは人が書いてくれた絵を使えばいいんです。
それである程度木彫りに慣れてきたところで、自分の彫りたい絵を描いてみることをおススメします。
絵は2次元ですから、彫ることを考えずに絵を描いてしまうと、
どうしても辻褄の合わないところが出てきて「どう彫ったらいいか分からない」となってしまうのです。
(実際どうやっても彫れないものはあります。)
それが木彫りを何度も体験するうちに、「ここはこう彫ればいい!」というのがわかって来るので
下絵を描くにしても、彫り起こした時のことを考えながら下絵を描くようになります。
紙に書いている下絵は平面なんだけど、頭の中では3Dの立体になっているという感じです。
そこまで行くのには、それなりに経験がいると思いますが
木彫り初心者は、とにかく人の描いた下絵を使って
彫って彫って、彫りまくりましょう!
木彫り初心者のための下絵集
葉っぱ
単純な図柄なので一番初めに木彫りをするのに最適な図柄だと思います。
A4の用紙にプリントアウトすると、ちょうど下絵がはがきサイズになります。
葉っぱの下絵のPDFファイルはこちらをクリック
コンビニのコピー機で印刷する場合はPDFファイルが便利です。
フクロウ
フクロウの外側のラインを卓上糸鋸でカットして彫刻するといいです。
A4の用紙にプリントアウトすると、ちょうど下絵がはがきサイズになります。
フクロウの下絵のPDFファイルはこちらをクリック
コンビニのコピー機で印刷する場合はPDFファイルが便利です。
椿
A4の用紙にプリントアウトすると、ちょうど下絵がはがきサイズになります。
椿の下絵のPDFファイルはこちらをクリック
コンビニのコピー機で印刷する場合はPDFファイルが便利です
菊の花1
A4の用紙にプリントアウトすると、ちょうど下絵がはがきサイズになります。
菊の花の下絵のPDFファイルはこちらをクリック
コンビニのコピー機で印刷する場合はPDFファイルが便利です
菊の花2
A4の用紙にプリントアウトすると、ちょうど下絵がはがきサイズになります。
菊の花の下絵のPDFファイルはこちらをクリック
コンビニのコピー機で印刷する場合はPDFファイルが便利です
牡丹の花
A4の用紙にプリントアウトすると、ちょうど下絵がはがきサイズになります。
牡丹の花の下絵のPDFファイルはこちらをクリック
コンビニのコピー機で印刷する場合はPDFファイルが便利です
ひまわり
A4の用紙にプリントアウトすると、ちょうど下絵がはがきサイズになります。
ひまわりの下絵のPDFファイルはこちらをクリック
コンビニのコピー機で印刷する場合はPDFファイルが便利です
バラの花
A4の用紙にプリントアウトすると、ちょうど下絵がはがきサイズになります。
薔薇の花の下絵のPDFファイルはこちらをクリック
コンビニのコピー機で印刷する場合はPDFファイルが便利です
鳥1
A4の用紙にプリントアウトすると、ちょうど下絵がはがきサイズになります。
鳥の下絵のPDFファイルはこちらをクリック
コンビニのコピー機で印刷する場合はPDFファイルが便利です
鳥2
A4の用紙にプリントアウトすると、ちょうど下絵がはがきサイズになります。
鳥の下絵のPDFファイルはこちらをクリック
コンビニのコピー機で印刷する場合はPDFファイルが便利です
椿の花2
A4の用紙にプリントアウトすると、ちょうど下絵がはがきサイズになります。
椿の下絵のPDFファイルはこちらをクリック
コンビニのコピー機で印刷する場合はPDFファイルが便利です
ヒイラギ
A4の用紙にプリントアウトすると、ちょうど下絵がはがきサイズになります。
ヒイラギの下絵のPDFファイルはこちらをクリック
コンビニのコピー機で印刷する場合はPDFファイルが便利です
木彫り初心者が彫刻を始めるまでの4つのステップ
このページを検索してきた人は
「木彫りをやってみたいけど何から始めればいいか分からない」と思っている方ではないでしょうか?
そこでこのページでは、まずどんな道具を買い、どんな材質の木で、どんなものを彫ればいいかを彫刻職人歴24年の私が解説していきます。
木彫り初心者が彫刻を始めるまでのステップは4つあります。
木彫り初心者が彫刻を始めるまでの4つのステップ
- 彫刻刀を買う
- 彫る木材を用意する
- 下絵を書く
- 実際に彫り始める
彫刻刀を買おう
最初のステップはまず木を彫るための道具である彫刻刀を買うことから始めましょう。
木彫りですから彫刻刀が無ければ何も始まりません。
「でも、お高いんでしょ?」と思われたそこのあなた大丈夫ですよ。
プロの彫刻職人を目指しているのなら、1本数千円~1万円以上するプロ用の彫刻刀を買う必要はあると思いますが、
初めは一本700円~1000円程度の学校の教材のような彫刻刀でも大丈夫です。
その中でもおすすめは、パワーグリップという彫刻刀でとても切れ味が良く、よく削れます。
Amazonのレビューを見てもこのパワーグリップは評判が良いですね。
ちょっと木彫り始めてみたいというという方であれば、これで十分ではないでしょうか。
そして思いのほか木彫りにドハマりして、初心者用の道具では物足りなくなった時にプロ用の彫刻刀を買えばいいと思います
初心者におすすめの彫刻刀
プロ用彫刻刀↓↓↓
もっと彫刻刀について知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
木彫り初心者が彫るのにちょうどいい木材
ステップ2は「彫る木材を用意する!」です。
「彫刻刀は用意した!これからモリモリ彫ってやるぞ!」と言って、近所に転がっている角材を握りしめているあなた
ちょっと待ってください。
それは初心者が彫るには向いていない木材かもしれません。
木材というのは木の種類によって性質がことなり、硬いものもあれば、やわらかいものもあります。
また、粘り強いものからパサパサで彫ったそばからポロポロと剥がれてしまうものもあります。
木彫り初心者の方が「木彫りをやってみたけど、上手く彫れませんでした」ということの裏には
そもそも木彫り初心者には難しい木材を選んでいたり、切れない彫刻刀を使っているという事もあると思います。
では、木彫り初心者にはどんな木材がいいのでしょう?
それは姫小松、紅松です。
姫小松、紅松は非常にやわらかく、細工のしやすい木で仏壇の木彫刻にも使われている木材です。
しかし、この姫小松も紅松も現在ネット通販などでは取引されていません。
そこで、ネットで販売されている初心者でも彫れそうな木材を私が実際に購入し彫ってみたところ
木彫り初心者でも扱えそうな木材は「桂」、「朴木」、「なんの木かわからない白木」でした。
この3つであればネットで気軽に買うことが出来、はがきサイズであれば値段も安価です。
木彫り初心者が扱える木材
ネット通販で手軽で安価に手に入る木材は「桂」「朴木」「なんかよくわからん白木」ですね。
ネットの飼い方がわからんという人はお近くの銘木店や木材店を訪ねてみるのもいいかもしれません。
これらの木材についてもっと知りたい方は下の記事をどうぞ
下絵は自分で書いてもいいし、人のものを使ってもいい。
ステップ3は木彫りをする下絵を用意するです。
彫る木が決まったら、次はその木に彫る下絵を書いていきます。
絵心のある方であれば、紙にご自分で書いた絵をカーボン紙で写しても良いと思います。
しかし、「私、絵心無いから無理ーー。」という方もいることでしょう。
でも大丈夫、自分で書けないなら人の描いた絵や画像を使えばいいんです。
そういった人のために森の木彫り教室では、下絵の画像を張り付けておきます
また、誰かが書いた絵や写真を彫る大きさにコピー機で拡大縮小してコピーしてそれをカーボン紙で彫る木に写せばよいです。
どうぞ、自由にダウンロードしてプリントアウトして使ってください。
プリントアウトした絵が、彫る板とのサイズが合わない場合は、コンビニのコピー機を使って拡大や縮小して合わせればOKです。
それから、下絵を彫る板に留めるための画びょう、マスキングテープと、下絵を写すカーボン紙を用意するのをお忘れなく!
- 下絵を描く紙(基本コピー用紙でOK、薄葉紙、純白ロール紙なら下が透けて見えるので彫りたい絵を書き写しやすい)
お試用!小さな包装紙純白紙<26k>約B4(100枚)シンプルな白紙包装紙(薄口)【当日発送可 純白ロール紙 片艶紙 包装紙 ラッピング 印刷用紙】
- カーボン紙
PILOT パイロット 片面筆記用 A4判 プラスチック カーボン紙 ブラック 10枚入 PCP-PA4100-B 片面筆記用 10枚入 ブラック
- 画びょう
さあ、下絵を写したら後はひたすら無心で彫りまくるだけです!
失敗を恐れず、どんどん彫っていきましょう!
- 彫刻刀を買う
ネット通販や画材屋さんで彫刻刀を買おう!(おすすめは三木章のパワーグリップ)
- 彫る木材を用意する
初心者でも彫りやすい木材は「桂」、「朴木」、「なんの木かわからない白木」
- 下絵を書く
自分で書かなくてもOK、簡単にできそうな画像をダウンロードしてプリントアウトしてカーボン紙で書き写すだけ。
- 実際に彫り始める
自分の手を彫らないように気をつけようね(笑)
*1:桂は実際にネットで買ったもの彫ってみましたが、硬くて彫りにくかったです、桂も木によって彫りやすいものとそうでないものがありますね
朴木が無難ではないかと思います。